らぶきゅん
────…
「よし、ここでいいかなっ」
竹田くんがそう言ったのは、教室から少し離れた廊下だった。
「うーん。竹田くん、愛の告白にしてはイマイチなところじゃない?ココって」
「へっ?」
「あ゙っ!!」
しまった。思ってたこと口に出しちゃったよ。竹田くんがせっかくあたしに告白をしようとしてるのに……
「ごめんねっ。今の気にしないで!!さ、話をしてっ」
どんなに笑っても…竹田くんは目をぱちくりさせている。……しまったな、あたし。そう思っていた時だった。
「あの、勘違いしてるみたいだから言うけど、満川さんに告白しないよ?」
……今なんと?
「前言ったよね?好きとかじゃないし……」