君ヲ想う。
好き。
チュンチュン・・・。

「はぁ~~ぁ。」
あたしは欠伸をして背伸びをした。
もう朝だ。
今日も大変な一日になりそうだ。

あたしは、制服に着替えて学校に行くしたくをした。
朝が苦手だからゆっくりしたく。
だけど、朝っぱらからお母さんに怒られる。
「早くしなさい!!
いつも遅いわよ!!遅刻するからしっかりしなさい!!」
「わかってるよ!!うるさいなぁ・・・。」
そうぶつぶつ言いながら、
机に置いてある食パンを食べて、蘭を待った。



ピンポーン・・・。
あっ、蘭だ!!
「おはよう!!蘭!」
「おはよ!亜衣!」
あたしたちは仲良くなったわけで、
呼び捨てで言い合えるようになった。
そして、あたしたちは歩き出す。
「今日はなんか自己紹介するらしいね・・・。
嫌だなぁ・・・。」
蘭は嫌そうな顔をしたけど、
楽しそうだった。
だって、晃くんが同じクラスだからだ。
なんか楽しそうだからいいな。
そう思った。
そうやってあたしたちは楽しそうに話していると・・・。


「あれ?あれってさ・・・
優くんたちじゃない?」
「えっ??」
あたしはその優くんという言葉を聞いてすぐに
反応した。
「いつもよりかっこよくない??
って・・昨日会っただけなんだけどさ・・・。」
でも、確かに蘭のいうとおりで。
昨日と感じが違った。
なんかあったのかな??
「もしかして・・・誰か好きな人できたとか??」
蘭は笑いながら言った。
「まさかぁ??」
あたしはちょっと不安になった。
もし好きな人できてたらどうしよう・・・。
なんて考えた。
待ってよ・・・あきらかあたし優くんのこと・・・
やめようやめよう。そんなこと考えるのは。
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