キャンディ
はぁはぁはぁ…
やっと着いた…
『綺人ーっ!』
「悠夜!」
『お前時間やべぇよっ。代表だろ?』
「んなこと分かってるって。急いで体育館行こうぜ。」
『おぅ』
______.....
第60回、水上高等学校の入学式を始めます。
間に合った?
『綺人、座ろうぜ?俺ら、5組らしい。』
「あぁ。」
俺たちは席についた。
代表者は前に出て来て下さい。
女子校から
「一ノ瀬夏音さん」
「はいっ」
少し緊張した声とともに小さな女が立った。
「あ。アイツ…」
『あの子可愛いー。ん?綺人、知り合い?』
悠夜に答えようとすると、こんな声が聞こえてきた。
あの子可愛いくね…?
代表の子可愛いんだけどっ
なんかちっちゃくね?
髪の毛なげぇー。まぢタイプだっ
「いや、さっき会っただけ。」
『なーんだっ』
そんな話をしている間、アイツが挨拶を言い終えた。
声も可愛いかったなぁ。
ちょっと緊張気味じゃなかった?。
まぢ可愛い。
そんな声が聞こえる中、
男子校から
「高野綺人くん」
「はい」