蒼の教室


特に部活に入っていない私は図書室に寄りまたしても本をあさり なんとなくそこから二冊の小説を選び借りる手続きを済ます



さて 家に帰ろうと小説を鞄に入れたとき

二人の女子が目に入る
正直私には見たことがない女子でありよもや話しかけられるなど想像もしていなかった

ねえちょっと


はい?


さっき紡木になにもらってたの


…それは聞いてどうするんだ?


っ…聞いてるんだから素直に答えなさいよ!


あのなぁ…人に何か聞きたい時 頼む時 そういう時には礼儀がつきものなのを知らないのか?


はぁ?


はっ これのどこが礼儀を重んじる国だ 素晴らしい頭だな そんなんじゃ将来社会にでてどうやって生活するか目に見える なぁ?

一息もつかずに持論と感想を述べ ふっと意地悪い笑みを浮かべてやる

呆然と立ち尽くす女子
とりあえず面倒くさいから
そのまま立ち去った
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