南極2号
後日談…
「恋愛補助ロボットのはずやったけど…単なる殺人兵器やった訳ね」

つまりは失敗作だった訳だ。

「データは取ったし、メモリーさえ保存しとけば再製造は可能さ」

良治は、優雅にワインを飲みながら今後の展開を語る。

「って事は…図体に関しちゃあ狭い我が家や良治のアパートで保管するメリットは無いな」

あたしの一言で廃棄処分が決定した。

「そんなぁ〜用済みになったら廃棄っスか?」

番犬の必死の訴えも

「元々失敗作やし…さぁ良治っ壊すぞ」

役立たすに用はナシ

そして、かける情けもナシ
< 109 / 112 >

この作品をシェア

pagetop