南極2号
"んぎゅ…ぬぐぐっ…"

強引な千早っちは有無を言わさずキスしてきた。

「うまいもんだ…惚れ惚れするテクだ」

恋人が高校生に襲われてるってのに良治は、何事も無かったかの様に冷静である。

「確かに上手いね…空き缶相手にここまで熱いキス出来るヤツなんざ、そうザラには、おらんめぇな」

あたしは身の危険を感じた時には空き缶を使う。

新種の護身術だ。

使うヤツなんざ、おるまいが…

「てめえ…どこまで俺をバカにする気や?もう頭きた…そんな生意気な口きけんごとしたる」

だんだん街のチンピラみたいになってくる千早っち…

こんな男に惚れるたぁ…千春が気の毒やな…
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