秘密の★オトナのお勉強②



「とにかく、菊池には何かマネージャーにならざるを得ない理由があると思うんだよな」




「俺の推測だけどな…」と付け足した貞永は、仕事の疲れもあるのか、ふぅー…とあくびをする。




「眠いの?貞永」



「たりめーだろ。今日どんだけCMに熱意を注いだと思ってんだよ」



「仕事熱心ですもんね、うちの貞永クンは」




嫌味タップリに言うと、貞永はハハ…と乾いた笑いを浮かべる。


どうやら、あたしにあまり彼氏らしくしてやれない、という事を悔やんでいる様子だ。


そんな弱気な貞永を見ていると、ついつい自分の心の奥底から出てきてしまう。



…隠れSの性質が。




「あららー貞永クン。あたし達には、まだ大事な仕事が残っているのよ?」



「あ…!」




何か嫌な予感がしたらしい貞永は、ハッとしたような表情を浮かべる。


―――あたし達の時間は、これからよ?




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