秘密の★オトナのお勉強②



なんだか、菊池の様子がおかしい。


目はしょんぼりしているし、なんと言っても、その表情が「寂しさ」や「後悔」を物語っている。



…やっぱり、貞永の言う通り、菊池には何かがあるんだ。

人に話すことの出来ない、「何か」を抱えているんだ。




「菊池…」



「中森サン?」




気が付けば、あたしは菊池のお腹に、軽くパンチを食らわせていた。


突然のあたしの攻撃に、菊池の目は、大きく見開かれている。




「そんな顔するなら、あたしに全部話して…」



「え…」



「あたし達の仕事は、芸能人をサポートする事なの。マネージャーがそんな不安な表情を浮かべていたら、自分の担当している芸能人まで、不安を覚えてしまうじゃない」



「中森サン…」



「だから、菊池が抱えているモノが爆発しそうなら、あたしに全部話して。で、貞永を笑顔で迎えてあげて」




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