愛しい君へ
次の日。
学校に登校したとたんに
実美に泣かれた。
「梨李ぃ~・・・」
「ぉはよ。・・・どしたん!?」
「昨日石橋君からめぇるこんかったぁ・・・」
「・・・ぇ?」
「めぇるしたのに『よろ』しヵこんかったぁ・・・」
嘘・・・。
昨日12時近くまでめぇるしたのに・・・。
「梨李ぃ・・・?」
「ぇ?ぁ、ごめん。そっかぁ・・・」
とりあえず鞄を机の上に置いた。
「泣くなってば・・・」
「泣いてないもんッ!泣く寸前だしッ!」
涙目・・・。
泣いてないって言われれば泣いてない。
「梨李!石橋君とこ行くよ!」
はぃ?
わけも分からぬまま、連れてかれる。
「ねぇ、石橋龍哉君居る?」
近くの男子に営業スマイルで聞く実美。
「あ、今来たよ。ほら」
指差す先には龍哉が。
「石橋君ッ!」
実美とあたしの存在に気付いた龍哉がこっちを見る。
「・・・」
「なんで昨日めぇるくれなかったの!?」
龍哉はゆっくりと息をはいた。
「別にいいだろ」
「今日はちゃんと返してよ!?」
「は」
冷たい目が降り注ぐ。
「とッ!とにかくッ!今日は返してよね!」
そう言い残して実美は走って行ってしまった。
・・・ってぉぃ!
「・・・」
「・・・」
無言ですよね・・・。
立ち去っていいっすか?周りの視線が・・・。
「・・・迷惑かけてごめんね」
「あぁ・・・」
「実美は思い込み激しいヵらサ・・・」
じゃぁ・・・。
そう言って立ち去ろうとした時