君にさよなら

メモ

ん??
その紙を拾い上げた。


━━━━━━━━━━━━━━

M─────A

A─────K

T─────i

U─────R

K─────O

A─────U





━━━━━━━━━━━━━━


………何だ?
これ??




その…意味の分からないメモをポッケに突っ込んで、部屋を出ようとした。

くるっと一回転するとある事に気づいた。


馬鹿みたいにデカい本棚。

しかもそれだけじゃない、本棚の本は、全て同じ本だった。


【君と一緒】


高3の男子が読む本とは、思えない。

軽く、50冊を超える【君と一緒】に、俺は唖然とした。
< 6 / 7 >

この作品をシェア

pagetop