恋するキモチ
「もう・・・やっぱ聞いてんじゃん!!」
うちは恥ずかしくなった。
「離れて行かないし、俺らはずっと一緒に
決まってんやろ?
安心しろな!」
陸はポンポンと頭を叩いた。
その言葉を聞いて、心が安心した。
聞いたとたん、うちは全部聞かれた事が恥ずかしかったけど・・・
でも、安心した。



「今日は・・・休みなん?」
「ん?休みやで!そや・・・どっか遊びに行かへん?」
陸は嬉しそうな口調だった。
「え?まじで?行くいくーーー!!」
「お前ってホント子どもやなっ!」
可愛いと呟いて頭をよしよしと撫でた。
笑顔で言う陸を見て、胸がキュンとした。







「どこ行こうかな?」
そう悩んでる陸のそばに、ディズニーランドの広告の
紙がベッドの下からのぞいていた。
「ディズニーランドの広告・・・行くの?」
「あっ!!それはっ!!」
陸は焦った感じで持ってた紙を奪い取った。
「どうしたん?誰かと行くん?」
うちは何か隠されてる事か嫌いやから
不安げに聞いてみた。
「これは・・・。」
陸の顔が赤く染まっているのに気づいた。
「答えてよ~~!」
うちはその表情を見て、なぜか安心した。
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