恋するキモチ
「あっ、ごめんなっ・・・こんなこと言って・・・
さぁ!食べよっか・・・冷めてるし!」
陸は笑ってオムライスを食べた。
「おいしいよ!!
黙ってないではよ食べよや。」
陸は下を向いてるうちを慰めてくれた。
「うっ、うん!」
なんかギクシャクしてたけど、
結局うちらってすぐ仲良くなる。
陸の作る料理は全部おいしい。
いつも一緒に作ってたから、
なんか作ってもらうなんてなかったし・・・。
でも、嬉しかった。


それに、出会った日なんて・・・だって幼なじみやしな。
うちなんかそこまで昔の事覚えてないし・・・。
じゃあ・・・なんで陸はそれを・・・?
でも聞き辛いなぁ・・・。
だってうち覚えてない訳やし、
さっきまでその事で変な空気流れたし。
でも聞きたいから聞いてみよっか。







「陸・・・うちらが出会った日って・・・うちら幼なじみやから
小さい頃の話やん?
なんで覚えてんの?」
食べ終わった陸に聞くと、
「え?だって・・・一目惚れやったし・・・
お前がきっと運命の人やって・・・思ったから・・・。」
陸はバカやけど、大事なとこはちゃんとやるタイプやし、
ギャップがある人でもある。
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