先生にキス〈5〉
チラッと柊平の方を見てみると…
わっ……
いつの間に…?
思わずビックリしてしまうほど、柊平の周りには人だかりが出来ていた。
しかもみんな女性…。
な…なんか柊平、笑顔だけど、ちょっと困ってるみたい…。
今、あそこに入っていったら、大変なことになりそう。
…まあいっか。
とりあえず、この子のお母さん…探そう。
この神社のどこかにいるはずだし…きっと向こうも心配してるよね…。
「お母さん…探そっか!」
女の子にニコッと微笑んだ後、私は小さな手を優しく握った。