恋。




 「オイラ、おまえンちにいる、

 その子が好きなんだよ。」




 うちは、ピーの羽で


 

 指された方向を見た。




 そこにはうちの




 お気に入りの人形が居た。




 「この子?」




 うちはその人形をくわえてきた。




 「あぁ。」




 ピーの顔はもう真っ赤。




 うちは悔しさを押さえて



 この人形をピーに渡した。



 一生懸命窓を開けて。



 「あげる。ピーの宝物にして。」



 そうして、うちは早々とその場を離れた。












 
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