番外編
「お前、ヒロインのくせに黒いな」

蛍は横に転げながらも、迫り来る闇を回避した。

「蛍はいつも余計な事を言うでしょう」

赤面させた顔になりながらも、闇を操る。

「お前、そんな俺も嫌いじゃないだろ?」

軽く避けながら、蛍は田んぼを走る。

「五月蝿いでしょう!」

大きな闇を自在に操り、蛍を取り込もうとする。

しかし、巧みに前転しながら避け、距離を詰めていく。
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