姫のような王子様
「・・・・・っ悴!」
玲央が息を切らしてこっちに向かってくる。
一応みんなの前だから作る。
「ごめんね~?お友達が呼んでるみたい♥」
そう言ってむさくるしい男子の輪から外れた。
玲央のあの顔は久しぶりに見た。
あの顔ってことは結構すごい事言われるぞ。
案の定内容は衝撃的で聞かなかった方が良かった。
「羅夢ちゃん大石と付き合ったって!!」
ほらね。
こんな嵐なんかいらない。
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