姫のような王子様

学園祭









嫌って思っていても時間は過ぎちゃって。





結局月曜日が来てしまった。




お姉ちゃんが昨日言ってたのは、









「その、大石君を捨ててまで選んだ相手なんだから、その子の事をちゃんと思い続けるんだよ?
じゃないと大石君が可哀相だからね。」












って言われた。



そうだよね。





好きな人と別れる辛さは痛いくらいわかるから。







教室に着いて大きく深呼吸。






よし!!




ドアに手をかけた。



そうすると手を動かしてないのにドアが開いた。





目の前にいたのは大石君だった。





「はよっ(^^)/」





「おはよっ♪」





大石君本当は辛いよね。



だけど笑顔で今まで通りに接してくれてありがとう。





いつになるかわからないけど、大石君にも好きな人がちゃんとできてそのこと一緒になれたらきっと今みたいなモヤモヤ消えるよね。















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