姫のような王子様




羅夢は不思議そうにこっちを見る。


ココはストレートに謝って済まそう。


俺だってこのときはまだそう思っていた。


だけど・・・・・・・・・。




羅夢が重たい空気が嫌だったらしく話しを持ち出した。


「そう言えばね!クラスの林君と大森君に可愛いって言われたよ(笑
でも、うち女の子しか見てないって言おうとしたら」




林と大森ってさっきの廊下のやつか。



「羅夢のバカ。


そいつらマジだよ?


そんな無防備でさ。


なにやってんの。」



思わず口に出してしまった。





羅夢が泣いちゃうかもとかそんなのは分かってたけどさ


そいつらに羅夢が取られるのが嫌で思わず・・・・・。










キスしちゃった。













案の定羅夢は涙が目から1滴



また1的滴


と涙がこぼれた。




羅夢ごめん。


ごめん。


でもね。羅夢がそんな無防備にしてるから。



って羅夢のせいにしてるし。



あーあ。



コレってさ、もう友達には戻れないパターンだよね。




もう無理系だよね。



最悪。



そしてふと、朝の占いが頭をよぎる。



あぁ。


これが失敗だったんだ。










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