姫のような王子様
行こうとすると、さっきの男子達に話しかけられた。
「なーに碧海ラブラブしてんだよー。」
は?
小学生男子ですか?って話だよ。
でも、やっぱ偽らなきゃ。
「え?そんなことしたっけ?忘れちゃったッ♪」
それで軽く流したけど、本心めっちゃウザメーターがMAXに近いんだよね。
こんな状態で羅夢に何かしちゃったらどうすんの?
って、頭ではわかっていたのに会いたかった。
あいつらよりも、誰よりも・・・・
1分1秒でも長く一緒にいたい。
そんな欲望に勝てなくって羅夢と待ち合わせしたカーテンに足が
1歩
また1歩と進んでいく。
そんで羅夢に囁く。
囁くつもりなかったんだけど、やっぱ他の人に聞かれちゃやばいし、可愛仔ぶるの疲れた。