姫のような王子様









静かにドアを開けると玲央がいる





「お!お帰り♪」






玲央のバカ。






人が失恋したのに明るく迎えやがって。






「ばーか。」






そう言った俺の声は震えてて





思わず玲央に抱きついた。







「おぉ?」







ちょっとビックリしたのか察してくれて、玲央もギュッてしてくれた。









「悴ったら可愛ーなぁ。」





「・・・・・・るせー。バカ。」













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