姫のような王子様
ええ!?
「え?」
「やる。」
そう言って大石君は無理やり私の手の中におにぎりを入れた。
「・・・・ありがと。」
ちょっとビックリしすぎて声が抜けた。
「どーいたしましてッ。」
そう言って大石君は去ろうとしちゃった。
あ。
まだ、お金ッ。
「あのッ。お金渡すから待ってー!!」
そう言うと大石君は振り返ってニカって太陽みたいな笑顔を見せてくれた。
「おごりでいーよっ♪」
そう言ってピースサインしてくれた。
優しいなぁ。