sweet lovers B【BL】
何気なく自分の机にチョコを置き、少し離れた弓香の机にミルクティーを置いて戻ってくると――成都がチョコの入っていた袋を開けていた。
ひとが貰ったものを勝手に、とは思ったが、どうせ自分じゃ食べないんだ。
成都に食わせようと思っていたから、丁度良い。
「成都、ソレ……」
「清治」
俺の言葉に被せて、成都が俺を呼んだ。
「勝手に開けてごめん」
急にしおらしく謝ってきた。
成都らしくない。
「いいんだ。俺、チョコは食べないから……」
「チョコじゃないよ」
言われて中身を確認すると、箱にはチョコではなく、タオルとカードが入っていた。
バレンタインはチョコだけじゃないのか。
そんな風に思いながらカードを袋から拾い上げると、告白の言葉と名前が書かれていた。
これを、見たのか。
ひとが貰ったものを勝手に、とは思ったが、どうせ自分じゃ食べないんだ。
成都に食わせようと思っていたから、丁度良い。
「成都、ソレ……」
「清治」
俺の言葉に被せて、成都が俺を呼んだ。
「勝手に開けてごめん」
急にしおらしく謝ってきた。
成都らしくない。
「いいんだ。俺、チョコは食べないから……」
「チョコじゃないよ」
言われて中身を確認すると、箱にはチョコではなく、タオルとカードが入っていた。
バレンタインはチョコだけじゃないのか。
そんな風に思いながらカードを袋から拾い上げると、告白の言葉と名前が書かれていた。
これを、見たのか。