年上のイジワル彼氏





  「ん?んんんんんー??あの先生、何しゃべってんの?


   てか早口だし黒板に書きすぎじゃ・・・?」




 あたしは、教室をのぞきこみながら友香に聞いた。




   「高校じゃアレくらいのスピードなんじゃないの」



 冷静な答えが返ってくる。



   「はや・・・」



 あたしは一生懸命聞き取ろうとするけど分からない。






  「優香は、そんなんで大丈夫なの?


   話が聞き取れないようじゃ高校に行くのさえ・・・」



 後ろでお母さんがぼやく。



  「あぁもう!話くらいあたしだって聞けるよ!」



 お母さんの発言にイラッとして大声で言った後、


 ハッと気付いた。



   大声出しちゃったーーーーー!!!!!!



 教室がシンと静まり返ってる。



   やっべー!!!
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