誘惑☆ダーリン-三人の王子様-
「……会いたい……です」
……会いたいんだ。
涼子ちゃん、可愛すぎだよ。
「会えるよ、きっと」
「ほんとですか?」
「うん、ほんと。だから……」
僕はそっと涼子ちゃんに近づき耳元で囁いた。
“僕以外の男の子について行っちゃだめだよ”
涼子ちゃんの顔はやっぱり真っ赤に。
僕はこの日、運命の出会いをした。
純粋で小さくて地味で。
だけど真っ赤な林檎みたいに綺麗で可愛い女の子。