瞳を閉じれば、キミが

変わらぬもの

「帰ろうか」



私を見つめる章宏の瞳に吸い込まれる。






「うん」



そう返事をすると、章宏は優しく私の身体を抱き締めた。






「章宏、ありがとう」



「どういたしまして」







私たちは保健室を出た。
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