キミが好き





そうやったまま、しばらくしているとクラスの男子から




「そこのバカップルさ〜ん!始まるぞ!」





なんて茶化されて、慌てて離れた。




山田は、そのままその男子と行っちゃったけど。




あたしは、まだ動けない。



山田の笑顔が頭から離れなくて。



山田が触れた場所が熱くて。



身体が麻痺しちゃったみたいに動けない。



……………



「朱里…!」



「……」



「朱里!!」




「…は、はい?」




ぼーっとしていたらしいあたしに、いつの間にか戻ってきたらしい可奈がプンプン怒って顔を真っ赤にしている。




「朱里、もう始まっちゃうよ?なにぼーっとしちゃって!しっかりしてよね…」




「あれ?なんで、レギンスはいてんの?」




白のメイド服の下にレギンスをはいている可奈。




「え…?」




可奈はさっきとは違う意味で顔を真っ赤にさせた。



怒ってたことも、すっかり忘れちゃったみたいで…




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