キミが好き
「ねぇっ!朱里ちゃん5人分の飲み物くれるかな?」
ニコッと笑ったその男の子にあたしも自然と笑顔になれて
「かしこまりましたっ」
なんか、自然と言葉が出ていた。
「うんっ、笑ったほうが可愛いよっ」
お世辞だと分かっていても、そんなにストレートに可愛いなんて、言われたことなくて少しドキドキした。
飲み物を用意するときも、あの男の子はなにが好きかなー?なんて考えちゃって。
単純なあたしだから、仕方ないか。
だから、なんであたしの名前を知ってたのか気にならなくなっていた。