傷だらけの僕等
「綺麗だよ。お前は。」

「先生にあたしのこと話したでしょ?
あたしは…」


言い終わらないうちにあたしは先生に抱きしめられていた。


「あいつになんか汚されてないよ。
お前は綺麗なままだ。
それにたとえ何度汚されたって俺が何度だって元に戻してやる。
だから俺のそばにいろよ。」







あたしの欲しい言葉…。

あたしがずっと恋焦がれていた言葉。




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