イケメン倶楽部
「美味しかったぁ〜」
食事を終えて、部屋へと戻る。
その時だった。
「…葵!」
「え?」
後ろから声がすると思ったら……
健先輩…?
「ちょっとこいつよろしく!」
「え、あ、ちょっと…!」
「頼んだからな!」
いや…頼んだからって………
渡されたのは琉依先輩。
しかも……
「…先輩、お酒呑んでますよね?」
「ちょっとだけ…」
未成年は飲酒禁止なんですよ?
ったく、何してるんだか……
まだフラフラしている琉依先輩を支えながら部屋へと送り届けた。