イケメン倶楽部



「聞こえるよ〜」
「さっきの言葉。冗談じゃないから!俺は本気だから!」



それだけ叫ぶと気がすんだのか、本当に前へと歩きだした。



さっきの言葉って…





もしかして…



『俺は……どんな葵ちゃんも好きだよ。』




ってやつですか…?



冗談じゃないって…





本当ってことなの…?





「ちょっと待って…!!」



そう叫んだ時にはもう、聖君の姿は見えなくなっていた。




もしも…



もしもだよ?




あの言葉が言葉通りの意味で、本当だとしたら……



別に告白された訳じゃないけど



友達としてかもしれないけど…





次からあたしはどうすればいいんでしょうか……?


















< 195 / 432 >

この作品をシェア

pagetop