イケメン倶楽部
「琉依さんだって忙しいんだからしょうがないでしょ?」
「そうだけど…」
やっぱり寂しいんだもん。
“早く逢いたい”
そう思っちゃいけないの?
「あぁ、もう!そんな顔しないの!」
紗菜の手があたしの髪をグシャグシャする。
「ここはいっそ、食べに行こ!」
「は…?」
「食べて元気だせ!」
「……うん。」
紗菜があたしを気遣って言ってくれてるのは分かるけど、素直に嬉しかった。
紗菜の満面の笑みがあたしの心を少し軽くしてくれた。
「どこ行くー?」
「ケーキがいい!!」
すぐ逢いにきてくれるよね?
あたし…
信じるって決めたんだもん…!