イケメン倶楽部
牛乳がコトコトいい始めてきた頃
「…おかえり。」
「おかえり〜……って…えぇ?!」
さっきいなかったよね?!
いつのまに……?
「部屋で寝てたから気付かなかった。」
「あ。そーゆうことか。」
てっきり、いないのかと思ったし…。
「…何やってんの?」
「ココア作ってる。真治も飲む?」
「いや、今はいいや…。」
「そっか?」
遠慮しなくてもいいのにな…
「…じゃあ、夕飯の時間になったら起こして。」
「おぅ。」
そしてまた牛乳の方に向いた時…
「…お前、誰か俺の知らない男といた?」
「え…なんで?」
真治が自分の部屋へ戻りかけてそんなことを言った。
「いや…なんでもない。」
真治は微妙な空気を残して、部屋へと戻った。