イケメン倶楽部
「…それより……お前もっと食べろよ。」
「え?」
急に何を言いだすのかと思えば…もっと食べろって………
なんで急にそんな話になってるんですか?
「お前細いし、軽すぎ。」
「す、すいません…」
でも…これでも結構太いと思うんだけどな…
もっと太ったら、豚になっちゃうよ……
「まぁ、あの時笑ったのは良かった。」
「へ…?」
ふいにこぼれた健先輩の何気ない笑顔。
いつもはあまり笑わない人だからなのか、すごく新鮮だった。
(キュン…)
胸の奥深くがうずいた。