黒猫はいつも僕を横切る
「あ、はい。こんにちは…何かご用ですか?」
忘れてた というか忘れたかった
今は部活中だ
この黒猫が部長を務める自称"相談部"
無利益で人の相談にのり問題を解決する というなんとも需要のなさが目にみえる部活だ
「相談…したいんですけど…今大丈夫ですか?」
どすん と音を立てて七節がソファに座り足を組み膝の上に手を乗せる
「用件は?」
なんとも無愛想な声と顔 そして態度
沈黙の中丸縁眼鏡の女の子が口を開いた