甘味処
\ NO1 出会い /
「おはよ...」

重い足取りで教室に行くあたし...。


「おはよッ♪ッて叶愛なに??
なんかテンションやけに低くないっ?」



当たり前だよ。てゆ―か疲れた…


あたしの名前は
桜田 叶愛 (さくらい のあ)
へいへいぼんぼんな女子高生1年です。


「...んーちょっと…ね。」


いろいろあるんだよ。うん、ほんとに(泣


「なに??相談?。まさか...!恋??なら乗るから!
言いなさいっ!」


え…
でも、ちょっと話にくいんだよね..
内容が内容だし。


朱夏は特に...

城田 朱夏 (しろだ しゅか)

あたしの親友。はきはきしてて正直あたしとはまったく違う性格.
小学生の時からずっと一緒なんだッ
性格はまったくちがうのに、すっごく気があうの。
たまに遊ばれるけど、なんだかんだ言って楽しいし。



でもまあ、こうゆう性格だから
話したらぜったい笑われるし...。
だいち恋じゃないっ!



「は な し て !
それとも、あたしには相談できない?」





そういいながら朱夏は
机に顔をふせてしまった。



はっ?
ちょっ!!



「ちがっ;そんなわけない!」




ちがうのにッ!





「グス...ウェ...ン」






朱夏?泣いて...る?





「ごめんね?朱夏...話...言うよ?」




だから…泣かないで!(焦




「んぢゃ!!言ってねっ♪」





パッと顔をあげる朱夏。





...え。




「ありがと―やっぱ叶愛はいい子!」




…またあたし朱夏の罠に、
はまってしまった。



「朱夏ぁ…ひどい・・」



「叶愛は素直すぎるの!
んぢゃ話してね♪」



はぁ...また騙されたし...
イイ加減気づけあたし!




「ね―?叶愛!」





「あ!うん!えっと…」











あたしはその日、
いつも通り買い物をして
家に帰っていた――。






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