甘味処

やばい状況...

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「やった―♪キャベツ半額~♪半額~♪」


キャベツきらしてたんだよねっ
半額なんてラッキーすぎる♪


「ね?星桜~…♥」


ん?


路地のほうから声が…?



ひょいっ

声がする方を見てみると、



「星桜~♥お姉さんたちとどこか遊びに行きましょぉよッ」


「別にイイです。女のひとに興味ないんで」


「ぇえ~ひっどぉいっ!行きましょ!照れないでいいからッ♪」


...ぅわぁ。あの男の子露骨に嫌そう..


って!あたしなに覗いてるのよ!?




でも






あの人





確かにかっこいい…





正直あの女の子たちが声かけるのもわかる。
あの男の子半端ないかっこよさだった。

金色でやわらかそうな髪、
目はキリッとしていてとても男らしく
鼻はスーと通って外人さんみたい。
もちろん唇も桜色…ピンクで、きれい...


そう。



顔のパーツは、どれも完ぺきにあの男の子の顔にすばらしくフィットしている。





って!!
だからあたしは、なぜそんなにあの男の子見てるのっ!!

もう、帰ろ…
なんか疲れた。←(キャベツ買っただけ)





「…なにしてるんですか?」






!!!??





「なにするってなによ?
星桜がヤりたいくせにうごかないからあたし達が......!」






ちょっと!



あの女の子、男の子の服に手かけてるッ!
やばい・・よね・・。




「ふざけてるんですか?」






男の子は拳をあげる。




喧嘩?こんなとこで?
しかも相手女の子なのに?
これは...止めなきゃいけない不陰気かも…


変な正義感があるあたしは、勇気をだして飛び出した。












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