甘味処
「信じられないなぁ…星桜くんがそんな人だったなんて。」


「う、ん…」


あたしは朱夏と大翔にも言った。
…別に付き合ってるわけじゃないし、いいけど。
でも、大翔は星桜殺るってうっさいから宙と屋上にいる。



チラッ




星桜は、今までないくらい表笑顔で女子と接していた。
女子はあたしと星桜が喧嘩してると思ってるのか、やたら星桜にかまっているみたい。




ズキンッ








なんでこんなにズキズキすんの?
おかしいのかな...あたし。



星桜は最低な奴だもん



「やっぱり裏表ある奴っておんなじなんだねっ朱夏。」



「…そうみたいね。今の聞いてると。でも…」



「でも?」



「なんか星桜くんってまだ信じちゃうっていうか...叶愛の兄とは違うような...」



っ…


言わないで…
あたしもわかってる…

わかんないけど…


『あいつと星桜は違う』



裏表ありの性格だったり
しまいにはあたしを遊んだりしたけど。



あいつといっしょだって認めたくない。



あたし、やっぱり言ってること矛盾してる…。




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