甘味処
宙ってこんなに手おっきかったっけ。
不思議な感じだなぁ。


あたし達、お互い近くにいてわかんない事ってあるんだね。



「ここ。綺麗だろ?」



「ぁ―――――。」



すっごい綺麗。
お城みたいな店内。

こんなとこ喫茶店って言うの??



「…すっごいね。」



「まぁ、店の中はこんな感じだけど喫茶店だから。普通でいいよ。」



確かに、宙とか、学生も行ってるんだし、そうだと思うけど...
なんか緊張するなぁ…。



「何頼む?お腹へってるんだろ?」


だって!メニュー多いんだもん!
決めれないよー。


「うーん。どれにしよっかなぁ♪♪」


「何で迷ってる?」


ち、近っ!
宙の顔ドアップ。。


「///ぁ!あたし!決めたから!うん!コレ!」

そう言って宙から顔をそらして、定員さんを呼ぶあたし。


宙が少し悲しい顔をしたのは気のせい?


「宙はどうする?あたしだけ食べるのも...」



「俺は、ハンバーグステーキで。」



ハンバーグ、宙昔から好きだよね。
そこは変わってないんだ。


あたしはクスッと笑った。


「俺面白いこと言った?」



「違う。ハンバーグ、宙昔から好きだよね。」



「あれおいしすぎるんだよ。いくら食べてもあきないし。」



「小4の時一回飽きたくせに...」



「うっさい!俺は覚えてないしっ!」



覚えてるくせに。こうゆうところも変わってないよね。



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