甘味処

宙が変

「叶愛!お弁当忘れてたよ。」


「ごめん~朱夏ッ!ありがとー」


結局お弁当食べれなかった...。
もう!最悪-おなか減って死んだら星桜のせいだからッ!!
机にうつ伏せになってると...

「ねぇ!明日ってさ土曜日でしょッ!4人で遊びに行かない?」


朱夏の突然な提案...
あたしは...別に予定ないしいいけど。
宙、最近おかしいし...いけるのかな?




「俺おっけー♪」


まあ、大翔は暇人だよね。


「俺も...まあ、久しぶりだし。叶愛も行くだろ?」


!!宙ッ!行くの!?


「うんッ!あたしも、もちろん行くよ!っ」


あたしは元気いっぱいに答えた。


「おっけ~♪んじゃ...早速だけどどこ行く??」


って...行くとこ決めてないのね...。
てゆか、ゲーセンとかじゃないの?


「俺、動物園的なのがいーなあ♪」


「あ!あたしもー賛成♪小さい時思い出すし♪」

ぇ...やだな...
あたし、昔から動物園って行かないから、
よくわかんないけど、なんか心が拒否反応起こしてるっていうか...。

でも...みんな行きたがってるし。。



「俺遊園地がいい。」


いきなりの宙の希望。
ナイス~!ありがとッ宙!!



「ぁ、あたしも!絶対遊園地~っ!」


あたし達の迫力に押されたのか朱夏と大翔はすんなりおっけいしてくれた。



「動物園嫌なんだろ?」


小声で言ってくる宙。

もしかして...あたしのために?


「...うん。なんかちょっと。.ごめん。...ありがと宙ッ」


ニコっと笑って言った時、宙の顔が赤かったのは、




気のせいなのかな?




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