超溺愛ブラコン妹の彼氏

4月パート4

トントン

「…」

トントントン

「…」

ガチャ

「…輝ちゃん」

「紗〜輝ちゃん」

「起きないとキスするょ?」

「…」

「じゃあするょ?何処にしようかなぁ。ここにしちゃおぅ♪チュッ」

「…」

「うぅん足りないかぁ。じゃあ深くしちゃうょん♪チュッチュッチュッ」

「…もっと…」

「もっと…何?」

「…して…」

「大胆だねぇ。んじゃ遠慮なくチュッ♪」

バチッと目覚めた紗輝ちゃん。

「おはよっ。朝だょ」

「あっえっ!?何かした?夢?」

「どしたの?」

「キスされた気がしたんだけど…夢…だょね?」

「うなされてたょ?もっととかぁ…してとかって言ってたょ?」

「…」

世那の言葉を聞き火照るのがわかる私。

何ですか!?その台詞は…

私が言ってた?

まじっすか…

「どんな夢みてたの?」

「誰かにキスをお願いしてた気がする…」

「随分エロぃ夢だったんだねぇ。まぁ俺も紗輝ちゃんの唇奪ったけど?」

ん?疑問系?

「何かしたの世那?」

「ははっ何もしてないょ?ほぅら!時間なくなるから顔洗っておいで?」

と部屋から追い出された私。

何故自分の部屋から追い出されるのでしょうか??

でも言われるがままに洗面台に来ましたょ。

顔洗って戻りましたょ。

で何故か世那が空那に変身していました。

目を擦って確かめても空那。

全く現実についていけない私。

「あのぉ貴方は世那?」

「に見える?」

「空那に見えます。でも中身は世那ですか?」

「そぅ思う?」

「はぃ。と言うかこの状況がわからないので教えてください」

手でおいで?をされたので、された方に行く。

「時間なぃから着替えるょ?」

「はい」

「パジャマ脱いでブラと下着つけて」

「…」

「そしたら今日のコーデを着ようね♪」

「…」

「はいっでっきあがり!!ほぅれ紗〜輝ちゃん顔をあげて鏡でチェックして?」

「可愛い」

呟くようにして言った一言。

「んじゃ次は髪の毛ね♪鞄持ってついて来て?」

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