超溺愛ブラコン妹の彼氏

4月パート6

☆空那

紗輝ちゃんに頼まれセットした目覚ましより早く起きた。

隣には規則的に寝息をはく紗輝ちゃんがいる。

いまだ腕枕をされながら眠っている紗輝ちゃん。

触れてキスしたいけど…起こしてしまいそうだから。
目覚まし鳴るまで寝顔を見てようと思う。

今日の目覚めは最高だょ。
紗輝ちゃんの香りに包まれながら迎える朝がこんなにも快適だなんて思わなかった。

毎日こうして寝たいな…

理性との戦いになっちゃうか?

破るつもりはなぃけどね?
今度は俺の部屋で一緒に寝ようねっ紗〜輝ちゃん





ピピッピピッピピッ…鳴り響く目覚まし。

とめなきゃと手を伸ばしたら柔らかい何かに何かに触れた。

とめていないのになりやんだ目覚ましの音。

今日から触れるととまる高性能の目覚ましに変身したの?

な訳ないか…ははっ。

触れたものが気になり、ゆっくり瞼を持ち上げると誰かの手だった。

ん?この手触り…

少しずつ目線をその手に這わせていくと…空…那?

やっぱり…

間違えるはずなぃよ…この感触。

ジィーッと私をみている空那。

何で?

ここ…私の部屋だょね?

その見つめられている瞳に耐えられず閉じられた私の瞼。

この状況をよぉく考えてみる。

でも…朝の私の頭は働かないょ…

そしたら

「おはよぅ紗輝ちゃん♪」
と言われオデコにチュッと音がした。

「もしかして…一緒に寝たの覚えてないの?」

「…」

「図星ですかぁ…」

「…」

「じゃあバツとしてぇ今日の夜景デートでは俺の言う事聞くこと」

「…うん。おはよぅ空那。目覚ましなるまでぐっすり眠れて。とめていないのになりやむわ、空那の手に触れて目の前にいるわで軽くパニクっちゃって…」

「今もパニクリ中?」

「うぅん。目覚ましとめてくれてありがとう。夜景デートでは…あんまり俺様空那にならないでね?」

「紗輝ちゃんが言う事聞いてくれれば?」

「わがままっ子にはならないもん。あっチュッ。おはようのキス…私からしてなかったょね…遅くなってごめんね?」

空那のオデコにキスをした。
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