超溺愛ブラコン妹の彼氏

4月パート2

トントン

「紗輝ちゃん起きてる?朝だょん♪」

え゙もぅ朝!?

朝御飯の用意出来たら来てね♪

て朝から可愛さ満点パパ。
んな事はどぅでもいいんだった!

着替えて準備だ!

目覚ましし忘れたのかなぁ。あっ違うゃ。昨日セットしないで寝たんだった。

空那があんな事するから頭が麻痺しちゃったんだょ。
とブツブツ言いながらも手はしっかりと動かす私。

パパのお手伝いしたかったのに、かえって迷惑かけてるし。

よしっ完了!

後はメイクして髪の毛巻かなくちゃ。

洗面台に世那がいた。

お互い挨拶すると

「紗輝ちゃんメイクしてる間髪の毛やってあげる」

「出来るの!?」

「出来るようになったのさっ」

「んじゃお願いしまぁす♪」

「喜んでお願いされまぁす♪」

私はメイクに専念。世那は巻くのに専念。

やってもらっている顔を鏡越しにみると凄く真剣で、手付きに無駄がない。

私の手がいつの間にか止まってて世那に「うん?」と言われてしまった。

私は慌てて手を動かして

「何でそんなに上手なの?」

「気になる?」

と聞かれ首を立てに振り続けたら、鏡越しに睨まれて両方の手で頭を押さえられ、「めっ!」と威嚇された。

私はそこまで子供じゃないと思うんだけど…「めっ!」って…ガキか私は…
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