超溺愛ブラコン妹の彼氏
紗輝ちゃんのヌードに近い格好なんてさせない」

何か真剣に語っちゃってるし。

「どしたの?私やらないょ?」

「清純派で売り出すか・ら」

サラッと言ってのけて極上スマイルをしてくれた。

「私マネとの恋は嫌だから空那にはやらせないょ?その笑った顔を他の人に見られるのは嫌だもの」

またまた皆が笑った。

この雰囲気が大好き。

皆でいるこの空気。

ずっと大切にしたいもん。
あっドラマのクライマックスシーンはキス。

あわわ…

私のダーリンが生々しいキスを…

「やっぱ紗輝ちゃんにはこの世界駄目!俺こんなシーン見たくない」

「私も世那のこんなシーン見たくない」

「だょね?」

「うん♪パパは?」

「勿論イヤですょ。でも、もしやりたいならプッシュするょ?一度きりの人生だからね。舞桜ちゃん達からいい刺激もらいなね?」

「あははっ心配しないで?やらないから」

パパの腕に私のを巻き付けた。

パパの肩に頭をのせて甘えた。

パパは新聞を読んでいるんだけど私のをする事をやめさせない。

パパの香りを感じていたら眠くなってきた。

頭がコクッコクッってなって。

「ん?紗輝ちゃん眠い?」
「あぁパパ…ごめんね。もぅ寝る」

「おやすみ、パパ」

頬にチュッとキスした。

「おやすみ、紗輝ちゃん」
パパも頬にキスをくれた。
'お兄達もおやすみ'ってして自分の部屋へ行った。

そしたら目が冴えてきちゃって。

ここで寝るのは一昨日以来かぁ。

今度は空那の部屋で寝たいなぁ。

お兄達はまだ寝ないのかなぁ。

今更リビング戻れないし。
この部屋で寝たくなくなってきた。

私の部屋だけど…今は…嫌
お兄達の部屋に行きたい…
でも主がいないのに入れないし…

どうしよ…

心細くなった私はハートのクッションをギューと抱き抱え世那と空那の事を思いながら瞼を閉じた。

そして深い眠りについていた。


数分後愛しのお兄達が来てくれた事も知らずに…



☆お兄達

「そろそろ寝るか?」

「そうだな。んじゃかたすぞ?親父」

「ありがと、世那。歯磨いて寝るから2人とも、おやすみ」
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