超溺愛ブラコン妹の彼氏
ミゾオチにパンチされた。
ウッと声にならない声を出し崩れるように倒れ込むのを支えられ担がれた私。

完全に気を失った私。

薄れ行く意識の中で助けを願っていた。

お兄ちゃん

パパ

みー君

萌ちゃん

私を助けに…来て…お願い




'ごめんね、女の子にパンチなんてしたくないんだけど紗輝ちゃんが暴れるからさぁ。
連れてかないとうるせぇのがいるし。
俺もサンドイッチで大変なんだょ。だからっわかってねっ俺の大変さもさっ'

おっと軽いねぇ紗輝ちゃん。

周りをキョロキョロ見回して歩き出した。

向かう先は第2音楽室。
そこは放課後ブラスバンドの部活で使う教室になってて今は空いている。

鍵は部活をしている奴に借りて合鍵を前もって作っておいた。

まぁやったのは条士だょ。用意周到で怖いょねぇ。
友達でよかった。
こんなのを敵にまわしたらやっかいじゃん?

ドアにいる見張りに開けてもらい一緒に中に入りガチャンと閉められた鍵。

「条士くん、お土産。誘拐して来たょん。どうする?」

顎で指示されおろした。

「それで手足縛って。手荒な真似しなかっただろうな?」

「少ぉし暴れたからパンチしただけ」

縛られていくのをみながら絋が話し始めた。

「なぁ条士、妹に手出すのやめねぇか?お前の相手は空那だろ?妹を汚す事ねぇじゃん。それにコイツ処女だろ…今日、久々に制服着られたってのに…。お前に情けはないのか?」

物凄い形相で睨みをきかせる条士。

「俺の女をヤりあがったんだょ空那は。だったら俺にもアイツの大事な大事な妹を味わう権利あるってもんだろが。壊してやるょ。大事な兄妹の関係をさ。穂詞、写真撮っとけょ」

「あぁい」

ポケットからデジカメを取りだし色んな角度から写真を撮っいく。

度重なるフラッシュで目が覚めてきたのか身動きし始めた紗輝。

'うぅ…ん…ゴボッ…うぅ'
薄目を開けた。

「お目覚めですか?紗輝ちゃん?」

この場にそぐわない笑顔で問い掛けた穂詞。



☆美景

ん?

チャイム鳴ったのに何故、紗輝はいない?

いつも舞桜と一緒なのに…
舞桜はいて紗輝がいない…
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