超溺愛ブラコン妹の彼氏
オデコにキスをし手際よくドライヤーで乾かし始めた。

一通り終わりブラシで整えてるところで

「空那…一緒に寝てもらえる?


聞いてみた。

「もち!聞かれなくても添い寝しようと思ってたけど?」

「ありがとっ」

「ん、じゃお礼のチューして?」
瞼を閉じ唇をすぼめた空那。

綺麗な顔。

その頬に両手を添え唇にキスをした。

「ありがと。紗輝ちゃん…身体…消えた?」

ん?

身体が消えた?

身体は…ここにあるょ?

?モード満載で空那を見つめたら
「ははっ紗輝ちゃんオカシナ事考えてるね?」

はい考えてますとも!

だって身体は消えないもん。

そしたら真面目な顔つきになった空那がいて

「身体に…ついたアトが消えたかって事なんだけど?」

あぁそっちかぁ。

って、そんなに真面目にならなくてもいいのに。

忘れてたょそんな事。

オモムロにパジャマの第一ボタンを開け中を覗いてみた。

かなり薄くはなってるけど、まだアトは残ってる程度。

「薄くあるけど言われるまで忘れてたょ」

はずしたボタンをとめた。

「じゃあ何でみー君を拒むの?」
えっ…

「条二は平気なのにみー君はダメって?」

「…」

「ごめん。困らせるつもりはないんだ。ただ…元気のない紗輝ちゃんみてるの…辛いんだ」

「私、元気だょ!?元気に見えない!?ちゃんと笑えてない!?」

段々ヒートしてくる私を空那が力一杯抱き締めた。

「ごめん、ごめん。紗輝ちゃん、ごめん…」

叙々に大人しくなる私。

「こっちこそ、ごめんなさい。心配してくれてるのに…。本当は…みー君にこうして抱き締めてほしいの。だけど…身体が言うこときかないんだもん。みー君、人気あるから…こんな私…嫌いになるょね?」

私と距離をとり見つめる空那。

「嫌いになったって俺らがいんじゃん?むしろ、その方が俺は嬉しいな。紗輝ちゃんが俺ら以外の奴に触れられるのなんて見たくない。でもね、悔しいけど…みー君は紗輝ちゃんの事嫌いになんかならないょ」

「何でそんな事がわかるの?」

怪しげに口角をあげる空那。

「俺らと同じってこ・と♪さっ行くょ?」
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