超溺愛ブラコン妹の彼氏

4月パート11



目をあけたら紗輝ちゃんの大きな瞳に見つめられていて…

「おはよう、空那」

「おはよっ…いつから起きてたの?」

すっごい可愛い微笑みをして

「ん?少し前だょ、空那の寝顔に見惚れてた」

だって。

何か紗輝ちゃんに一本とられた感じ?

すっげー不満。

だから'おはよう'のキスだと言いながら熱いキスの嵐を顔中に降らせてやった。

紗輝ちゃんは朝から色っぽい声を響かせた。

まぁ、仕返し成功かな?

どさくさ紛れにパジャマのボタンをはずしていったら三番目のボタンで気付かれ

「やっちょっと!?なっ何で?」

慌てて胸の前で腕をクロスされた。

「着替えさせてあげようと思ったのにぃ」

って少しむくれてみせたら

「じゃあ起きるからっ」

マジに起きようとするから阻止した。

紗輝ちゃんの瞳を見つめ

「身体のあの跡…気になってんの。昨日、紗輝ちゃんが寝た後、内緒で見ちゃおうかと思ったんだけど電気つけられないからやめたの。だ・か・らぁ今、見せて?」

極上スマイルをしクロスした腕に手をかけた。

「みっ見るだけだからね?少しだけだょ?」

ブツクさ言いながらもボタンをはずし始めた紗輝ちゃん。

あっ胸みえちゃった♪

朝からいいもん見られたなぁラッキー♪

何て思いながら眺めていたら

「これで…いい?」

必死に手ブラで胸を隠し顔を赤らめる紗輝ちゃんが小さい声で囁いた。

「まだ残ってるね…」

無数につけられた跡を指で追ってった。

「べっ別に…私…気にしてないから。空那…そんな悲しい顔しないで?」

俺にしがみつき

「朝から空那の悲しい顔みたくない。もぅ私は大丈夫なんだから!笑った顔みせて?」

ゆっくり俺を見上げてきた。

ウルウルお目目で見つめてくれるのは嬉しいんだけど…その下に見える形のいい膨らみに目がいっちゃって…

朝から理性がブッ飛びそうでヤバイ。

妹だって事忘れそう。

「空那?顔真っ赤だょ?熱でもあるの?」

手を伸ばしオデコに触れた。

「ないねぇ、何でそんな顔なの?」

不思議ちゃんモードで質問されてもさぁ。

「紗輝ちゃん、俺を誘ってる?
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