超溺愛ブラコン妹の彼氏
俺は目を瞑っていたから紗輝が今どんなになっているのか気になって目をあけてみた。

紗輝も目を瞑り俺の濃厚なキスに答えてくれていた。

紗輝の唇は柔らかい。

時折もれる声に続々する。

気付いたら紗輝の手は俺にしっかり巻き付いていて。

俺とのキスを楽しんでくれていた。

急に紗輝の身体が重くなり慌てて支えた。

「も…駄目…」

俺に全てを預けハァハァと呼吸している。

「そんなによかったか?」

軽く頷いた。

おっ素直じゃん。

「だって、彼とするキスは初めてだもん。でも…こんなに濃厚なキス、他の子にもしてたんだね。何かやだな…」

へぇ紗輝って、こんな事で妬くんだ?

って過去じゃん。

「今は紗輝しかみてないし。こんなに女に惚れたのも初めてだぜ。心配すんな。もぅ紗輝にしかしないから。だから、したい時にさせろょ?」

「エロ」

その台詞しっかり紗輝にかえすょ。

キスしてる時の顔、誰にも見せられねぇよ。

色っぽい顔で、あんなイイ声出しやがって。

あっ兄貴達はもしかして、この顔は知ってんのか?

ずりー兄貴達だな。

「紗輝、一生よろしくな。紗輝だけを愛し続けるから」

俺に全てを預けていたはずの紗輝が少し離れ俺を見つめる。

何か変な事言ったか?俺…

「その言葉きちんと守ってね。私はみー君のもの、みー君は私のもの。浮気は許さないから」

「わかってる。紗輝もな?」

「浮気したい程いい男はいないょ。みー君だけ。絶対ここの位置誰にも渡さないから」

紗輝って独占欲強いんだな。

まぁ俺もそうだけど。

出来れば、あの家に住みたいぐらいだょ。

あの兄貴達から紗輝を守らなきゃだからな。

「紗輝、さっきから気になってる事聞いていいか?」

「何?」

「紗輝から違う匂いを感じるんだけど、何かあったか?兄貴達のとも違うと思うんだ」

紗輝を抱きしめた時から感じてた疑問。

紗輝は記憶を辿っているようで考えこんだ。

「あ゙!?」

思い出したようで赤面し出した。
その顔を見られたくないようで俺の胸に埋めてきた。

「何があった?」

「あの…怒らない?」
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