続・天使が舞い降りた。


俺達はほとんど会話を交わさないまま車に戻った。

すっかり微妙な空気になってしまった。

それでも凛は平常心を装って、無邪気に笑顔を見せる。


「今日、楽しかった。ありがとう」

「そう、良かった。また年明けから忙しくなるからなかなか会えないけど」

「ライブだよね?」

「うん」

「私も楽しみだなー」

「…あのさ」

「?」

「今からウチ、来ない?」

「え…」

「お母さん、今夜も仕事でしょ?」

「ん。だけど…」

< 117 / 213 >

この作品をシェア

pagetop