続・天使が舞い降りた。
凛の照れたような控えめな笑顔は1年前と同じ。
19歳になった凛は相変わらず天使のように可愛くて…。
俺は何ともいえないトキメキを思い出してしまった。
「じゃあ、気をつけてね! 凛ちゃん」
「じゃあまた」
俺と美紀は凛に手を振る。
凛の姿が見えなくなったことを確認して、俺は美紀を見た。
「…変な気遣いするなよ、美紀」
「え、何が~?」
とぼけた表情でキッチンへと向かう美紀。
「偶然なんて嘘だろ?」