続・天使が舞い降りた。
③ 君までもう少し





 ・


 ・


 ・




浮かれ気分のまま迎えた花火大会当日。

人にバレないように帽子を被って、

薄いサングラスをして待ち合わせ場所の河川敷へと向かう。

そこには既に浴衣姿の凛が立っていた。


「ごめん、待った?」

「いえ!」

微笑んだ凛。

その姿に俺は見とれてしまった。

< 55 / 213 >

この作品をシェア

pagetop